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WHO：SARSへの防止と対処は朝鮮における大きな挑戦
WHOは3月警報開始以来、保健省に毎日情報提供。SARS流行の急速さ、また保健職員がインターネットなど海外情報に接近できないため特に重要。中国に近接し、現在の低位の保健サービス水準ゆえに朝鮮はSARS（新型肺炎＝重症急性呼吸器症候群）に極めて脆弱なはず。4月初旬、WHOは、WHO推奨の国家的SARS対応暫定ガイドラインに基づいて保健省、その他医療機関の職員向けにSARS問題ワークショップを開催。その後、国際赤十字連盟とも共同して種々のフォローアップ訓練プログラムを実施。WHOは全国的に医療機関での伝染病抑制能力強化を提案。医薬品供給・訓練活動支援の点で保健省、国際諸機関、援助諸国と共同作業中。政府はSARS侵入阻止のため、隔離規制・旅行制限など強い措置で対応。これらはWHOの技術的推奨を超える措置だが、SARS流行を絶対阻止する必要という点から理解されるべき。
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欧州委員会人道局は冬季支援プロジェクトを断念
水害対策委員会、欧州委員会人道局（ECHO）、NGO間の資材調達に関する不一致のため、欧州委員会人道局は3つの冬季支援プロジェクトを4月末に断念。水害対策委員会はプロジェクト用の扉・窓用資材を現地調達させたかったが、欧州委員会人道局は大規模物資調達では公開国際入札を支援条件に。入札過程で中国企業が選定されたが税関問題のため結局輸入できず、その後も、水害対策委員会との間で解決策を見出せなかった。
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SARSと人道活動
国連朝鮮人道調整官はSARS事情を吟味し、同国全体を安全性第１段階と宣言。第１段階は用心のための段階で、同国に入る国連職員は人物証明書を必要。朝鮮政府は厳しい措置を採用。保健省は、SARSの「影響を受けた」国、および、SARS症例が記録された国の双方からのあらゆる人物を入国時点で隔離するよう指令。平安北道アンジュ市で10日間隔離・観察される。その他の国からの入国者は空港で医学検査され、いかなる兆候もなければ入国できる。SARSの兆候を示す者は、平壌から75キロ西、アンジュ市人民病院の隔離病棟へ送られる。4月末時点でWFP職員1人が隔離されており、この後まだ7人が到着し、隔離される予定。
北京経由の航空便は5月6日から少なくとも1ヶ月間運行停止。ゆえに朝鮮との出入国はウラジオストック経由の週1便のみとなるだろう。外国人入国をさらに制限するため、政府は人道職員のビザを数次ビザから一回用ビザへ変更しそうである。朝鮮駐在の人道活動家らは活動に影響大のため、ビザ問題と隔離問題で政府に要請中。WFPはローマの朝鮮代表部とこれらの問題で協議。
◆保健と栄養
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アメリケアーズが栄養棒を寄贈
アメリカのAmeriCaresが3月、栄養棒19トン、23万8千ドル分を寄贈。4月到着後、平安南道、黄海北道各里レベルで妊婦と授乳母に配給予定。
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国際赤十字連盟
2003年第2四半期用の医療基本キット6720箱が3月25日に到着。内6252箱は4月10日から28日までに各市、郡の医療品倉庫へ配送し、残りは予備。これら医薬品配分のモニタリングは5月前半に行われる予定。
保健増進における応急処置訓練者のための講習が4月22日から24日まで慈江道ヒュイチョン市で行われ、平安北道、慈江道の9郡から17名が参加。マラリア防止・治療の講習会が看護師、助産婦計100名を対象に5回開かれた。万一に備えてSARS感染者・感染可能者の隔離と治療に指定された病院職員のための講習会2回の開催をWHOと合同で支援した。
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ユニセフ─保健と栄養
5月20日に「全国子ども保健日」が実施される。準備は完了し、200万人以上の子どもたち、全国のあらゆる村々の対象年齢者総数の98％にビタミンA補給剤と虫下し剤が配給されるだろう。予防接種訓練が全国からの70名の職員向けに実施された。第1回は、Ｂ型肝炎ワクチンの今年からの導入について4道からの道レベル、郡レベル職員向け。第2回は、全道からの低温保存技術者向けである。予防接種は全道で行なわれた。現在の制約事項の１つは、郡レベル予防接種記録はなく、道レベル記録しか利用できないこと。ユニセフ、WHO、保健省の間で協議中。
母親が保存する新生児予防接種記録カードの導入。現在カード200万枚印刷中で、5歳以下のあらゆる子どもの母親に提供される。
必須医薬品については、2003年度年間計画に従って4月分が黄海南道、開城市、南浦市、平壌市に配送。資金不足のため、ユニセフは5種類の必須薬しか提供しえていない。現地訪問でこれら基本品目が医療機関で使われているのを確認。訪問したほとんどの医療機関で下痢や呼吸器疾患の治療が可能だったが、これは前年に比べ著しい改善。
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国際赤十字連盟─4月の災害管理活動
ローカル地区別災害準備プロジェクトについて、連盟代表と共に朝鮮赤十字担当者が4月1日から3日までスンチョン、ドクチョン、ヨンドクの試験プロジェクト地区を訪問。復旧作業視察、および、災害準備制度と救急処置制度との統合促進が目的。災害準備講習会が4月29、30日、スンチョンで開催。朝鮮赤十字は4月30日、国家および各道災害準備作業班メンバーにドクチョン災害準備試験プロジェクト地区を視察させた。彼らは当該地区での関係者間の密接な協力体制を賞賛、将来に向けてプロジェクトへの支持継続に同意。
イギリスとオランダからの赤十字代表団が4月12日、支援プロジェクト進展状況を視察。
全国災害管理部協会会長が4月22日、ヒュイチョンで開かれた地区別応急処置責任者訓練コースで地区別災害準備と地区別応急処置の統合に関して講演。全国協会職員と国際赤十字連盟職員が4月21日OCHA主催の自然災害準備会議に出席。彼らは国連諸機関代表に災害準備体制を説明。
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水質および衛生─4月の国際赤十字連盟の活動
国際赤十字連盟水質・衛生調整官が交代。技師2名が朝鮮赤十字で作業開始。彼らは5月初旬までに今後のモデルとなるセメント節約型の数種類のEcosan便器を作る予定。
平安北道、南道の10ヶ村に下水システムが敷設。4月初旬の中国への水質・衛生スタディ・ツアーはSARSのため中止。
オランダ赤十字代表団が4月に数ヶ所視察。オランダ赤十字は、国際赤十字連盟水質・衛生プロジェクトのための資金の75％を提供する欧州委員会人道局の請負機関。2002年中に上水道システムが敷設された村落のうち3ヶ村でシステムの移譲・メンテナンス協定が調印され、残りの村落とはむこう数ヶ月中に協定調印予定。
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食糧援助─世界食糧計画
WFP食糧配送は、約束された寄贈分がすべて予定通り到着すれば、第4四半期まで最も危険な受益者集団の穀物需要を満たせる見込み。4月中、託児所・幼稚園の子ども、および、妊婦・授乳母へのWFP穀物配給は、欧州委員会人道局からの先月の4万6千トンの到着で継続。しかし、現地食糧生産活動は特に大豆などの材料不足に直面。乳幼児、妊婦・授乳母の最も危険な集団に届ける努力のため、高齢者、保育者、子ども施設など他の集団への配給は西部、東部の双方で5月には中断される見込み。しかし韓国からのトウモロコシが到着すれば6月にはすべての目標集団への配給が再開される。追加寄贈がなければ、これらの配給も第4四半期にはカットされる見込み。豆類5500トン購入のためのカナダからの250万ドル、およびフィンランドからの20万ドルが約束された。今年中の配給不足分は約12万トン、内訳は穀物9万5千トン、豆類9千5百トン、トウモロコシ大豆ミルク9千トン、砂糖3千5百トン、食用油3千トン。これら品目はWFP計画活動を全体に渡って実行するには不可欠。
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良好な気象条件
気象条件は4月中の農作業にとって概して良好。ジャガイモ、トウモロコシの播種が終わり、目下5月中旬に始まる田植え準備が行なわれている。現地官僚によれば春播き小麦、冬播き小麦、大麦も順調な模様。
冬前に採集された山菜など代用食品の各世帯の蓄えは大抵の地域で食べ尽くされた模様。これらの食品は冬の間、政府配給を補い、都市世帯にとっては第一の対処策。気候が暖かくなり各家庭が内陸部では山菜採り、沿岸部では魚・海草採りを始めた。この時期、山地地域の都市住民は気温が低くてまだ山菜は入手できない。農地が少ないため農村部の親類からも援助も限られ、山地地域の都市家族は端境期の始め頃、特に食糧不足。
今月緊急職員は各道小児科医療機関をモニタリング。最も多い小児疾患は、風邪、インフルエンザ、気管支炎、下痢、消化不良で、一部では髄膜炎も。医薬品供給は限られ、医師はこれら疾患の治療に伝統薬を使用。栄養失調の子どもたちにはWFPによる高エネルギー栄養強化混合食品が提供される。これら医療機関には入院患者に食事を提供する物資がなく、患者家族が自宅から食品を持ち寄るよう求められる。
公共配給所を通じた政府配給は4月中、トウモロコシおよびコメで1日1人当たり300グラムを維持。しかし各地方行政機関は5月に250グラムへの削減を指示した模様。
国民休日週間中、現地職員の大半が平壌に集まって講習会を2度開催。再教育訓練講習とモニタリング・ニーズ査定講習。
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モニタリングと立ち入り
今月モニタリングは制限された。4月前半の「労働のための食糧」査定は全道で行なわれたが、その後、食糧配給モニタリングは減少。月半ばの国民休日週間と、SARS対処の政府措置も影響。SARS関連の隔離措置と旅行制限で4月後半はモニタリング訪問回数が25％減少。政府はまた中国近接地域の新義州WFP現地事務所への立ち入りを制限。
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「労働のための食糧」活動
食糧2万3200トンを配分する春季の「労働のための食糧」活動プロジェクト、92ヶ所分が承認された。内75％（68プロジェクト）は東部、25％（24プロジェクト）は西部で、最も脆弱な諸郡を目標に60万人が直接受益者となる。WFP穀物在庫が少ないため、東部プロジェクトで当初配分する穀物の50％、9千トンを政府備蓄分から貸し出すことに政府が同意。この借り入れ分は5月初旬にドイツからの小麦が到着次第、1対1の割合で現物で政府に返却予定。
今月、機関間協力の機会を検討。WFPは、両江道、咸鏡北道での秋の子ども施設窓修復プロジェクトの際、ユニセフ水質・衛生プロジェクトを支援する問題をユニセフと協議。NGOのConcern
Worldwide、別のアイルランドNGO、WFPの3者は、WFP食糧800トンを投入して、平安南道での植林・土壌保全プロジェクトで協力予定。
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WFP現地食品生産
18工場のほとんどが4月に操業、月間生産量は4130トン。小麦・小麦粉の不足で両江道での麺類、穀物混合品の生産に影響。ハムフンのトウモロコシ・豆類混合品工場はトウモロコシと大豆の枯渇で穀物混合品生産に変更。電力問題に加えメンテナンス、修繕が各地の工場で生産を妨げた。今月、江原道ムンチョンのビスケット工場用に小麦製粉機を購入することでWFPは政府と合意。また平壌工場のトラック1台をシンウィジュ工場へ移すことにも合意。
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食糧援助リエゾン・ユニット最新情報
カリタス香港は4月22日、肉缶詰104.8トンの提供で水害対策委員会と合意。これらは、江原道、咸鏡南道、咸鏡北道、両江道の妊産婦、託児所、孤児院、寄宿学校、小児科病院の子どもに配給される。寄贈額は約49万ドルで、アメリカ・ペンシルバニア、メノー派中央委員会が寄贈。5月中旬到着予定。
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到着輸送物資
カリタス香港による、寄宿学校15ヵ所の子ども向け下着9,388人分の寄贈は4月22日、平壌女性衣類センターから水害対策委員会平壌倉庫へ配送された。寄贈額は3万1191ドル。このプロジェクトは朝鮮における3種類の全ての寄宿子ども施設の子どもたちへの2003年中の秋・冬物下着の提供で終了する。
ACT/Diakonieによる、プラスチックシート50万平米が4月28日、平壌に到着。平安南道メガンサン郡の農家7554世帯に配分予定。寄贈額は3万2千ドル。同じ目標集団への前回のNPK肥料300トン、プラスチックシート90万平米、鍬・鍬2万本の提供に続くもので、協同農場世帯による食糧増産を意図。
カリタス香港による、石鹸38トンの寄贈分が4月29日到着。これらは寄宿子ども施設39ヶ所（baby
homes[育児院]、children centres、boarding
schools）に配分予定。寄贈額は約2万7千ドル。
カリタス香港による、園芸用品63キットを寄宿子ども施設39ヶ所に配分予定。施設での野菜栽培支援のため。キットは道具43点入りで、寄贈額は2万2400ドル。
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カリタス緊急要請
カリタス香港は、「朝鮮民主主義人民共和国における持続する食糧・医療危機のための緊急要請」を出した。対象期間は2003年4月1日から2004年3月31日まで。寄付金総額267万ドルを要請し、それらは朝鮮における食糧援助、医療、農業、対処能力形成、訓練の分野での支援に使われる。優先プロジェクト地域は東海岸と北東部の諸道。食糧援助支援計画は要請額の37％。カリタスは1995年以来朝鮮の住民を支援。特別要請は毎年行なわれ、これまで2千7百万ドル以上の人道支援がカトリック系および非カトリック系双方からの寄付で提供された。それらは、人道支援、開発提案、また、平和的・和解的努力が何百万人もの人々の状態を安定させ、改善するのに必要だという信念ゆえにである。要請の詳細は、カリタス香港、キャシー・ゼルベガー国際協力部長まで。
Telephone
No.(852) 2522 9211 or (852) 2524 2071 ext. 211.
Fax No.(852) 2523
0438.
Email Address: zellweger@caritas.org.hk
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朝鮮におけるカリタス
1995年秋以来カリタスは朝鮮に食糧援助、食糧安全保障、保健で支援提供。食糧援助リエゾン・ユニットの仕組みを通じて送られた援助物資は約1800万ドル。カリタス香港は、朝鮮支援で世界のカリタス・ネットワークを代表する機関として、介入策を計画し、輸送品を扱い、朝鮮政府、国連諸機関、各NGOと密接に連携。人道原則合意に沿って、援助は国際モニター可能な地域にのみ提供。
カリタスの支援は主に咸鏡北道、咸鏡南道、江原道の東海岸諸道と最近はまた両江道も。過去数年、食用油、砂糖、豆類など高価な品目を寄贈。妊産婦、寄宿施設の子ども、託児所・幼稚園の子どもが主な受益者である。
農業増産のため、カリタスは1996年以来、国連開発計画（UNDP）朝鮮農業復興・環境保護プラグラムと密接に連携して協同農場に農業資材を提供。
WHOおよびユニセフと連携して、カリタスは医療部門でも活動開始。その他、衣料品提供も。
* SDC (Swiss Agency of Development and
Co-operation)─農業・環境復興
2002年、黄海北道、咸鏡南道の5協同農場でSDC農業プロジェクト。これら協同農場は5つの郡ごとに1ヶ所ずつで、機械・その他物資で農業資材の援助を受ける。2004年までの朝鮮・スイス農業支援新プログラムの下、援助対象が5つのモデル農場それぞれの同一郡内での別の3農場ずつ、計15農場に拡張された。拡張努力の核心は「普及キット」で、これはプロジェクト初期段階で最初の農場で習得された教訓から他の農場が学ぶのを可能にする手段となる。教訓としては、望ましい輪作、試みられた品種改良、高生産性実現に必要な追加労働を可能にさせる適切な農業機械などである。明らかにプロジェクトは習得すべき「教訓」の全てを引き出しておらず、なお最良の農法を模索中。モデル農場拡張に際しては、各郡レベルで郡行政による輸送、資材供給などの面で財政的フォローアップを伴う協力関係が必要。SDC拡張プログラムにおける各郡農業委員会の責務が実行され、交渉を通じて協定締結。現時点の結論では、農業開発促進が農村部でのさまざまな人材間の協力関係を作り出し、そのことが農業増産の新たな機会を生み出すものと思われる。
◆その他
*その他
丘陵地・山地での灌漑設備敷設と植林などの事業支援におけるモニタリングを4月に実施。小型トラクターなど配送品目の確認も現地訪問中に実施。これらプロジェクトでの「労働のための食糧」活動についてWFPと水害対策委員会が合意。
CABI生物科学チームの訪問。各地の農民学校での訓練活動に関与。 AidCo資金提供プロジェクトでのポンプ場建設事業。多くの老朽化した建物が取り壊され、再建された。多くのポンプ場でポンプ搬入待ち。5月に120ヶ所のポンプ場が完成見込み。
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ユニセフ代表のソウル訪問
ユニセフのリチャード・ブライドル代表が4月12日から18日までソウルを訪問。統一省、外交通商省の高官、国会2大政党幹部、その他議員、韓国赤十字、ユニセフ韓国委員会、ユネスコ韓国委員会、その他市民団体代表、教育機関、マスコミと接触。彼は朝鮮人道支援における国連諸機関（WFP、WHO、ユニセフ）への韓国の最近の貢献で韓国政府に謝辞を表明。他の援助国への信頼性シグナルになるとコメント。韓国が引き続きこの方向性で、朝鮮、その他途上諸国に対する多角的チャンネルを通じた関与するよう推奨。
リチャードは韓国における2つの重要な風潮を指摘。一方で新政権は明らかに北への関与政策に精力的な姿勢。これには超党派的支持も。他方で北への援助での透明性と説明義務の問題で韓国内の論争活発化。彼は以下のようにコメント。多国間機関を通じた援助では透明性と説明義務の確保に努力し、諸機関は2002年栄養調査結果に示されたように朝鮮における弱者、特に子どもたちへの効果を達成する能力を示した。さらに一層の情報交換を通じて平壌駐在の諸機関は、韓国からの二国間、韓国NGO経由の援助の効率性向上に助力できる。
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OCHA朝鮮駐在部は「人道的開発資源センターCD-ROM」を制作
OCHA事務所は朝鮮における人道活動、開発活動に関心のある諸機関向けに配布するCD-ROM」を制作。人道的開発資源センターは、情報交換の向上をねらったOCHAの事業である。このCD-ROMは朝鮮での最近の人道活動、開発事業に関する一次資料の集大成。制作意図は、第1にこれら資料を入手しやすくすること、第2に正反対の印象が流布しているにもかかわらず実際には多くの人道的情報が公的に存在しているのを示すこと、第3に朝鮮における人道的活動家、開発活動家らは活発であり、協同作業が増進していることを示すこと。こうした積極的な精神の情報を共有することは、人道的反響の向上に寄与し、朝鮮の開発問題における対話を豊かにすると確信。
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